12年前の申年は伝説の年となりました。観光バスのガイドさんがお客さんを引き連れてマルジにやって来る騒ぎとなりました。それは「申年(さるどし)に赤パンツを履くと “病が去る” “災いが去る” 」という事で一大ブームが訪れたからでした。
日本各地には色々な申年の言い伝えがあり、北海道や新潟県のように赤い肌着を身につけるところや"申"という字を書いて送るところなど様々です。どれも"病が去る"や"災いが去る"あるいは"一生下の世話にならない"等というもので古くから各地に伝えられていたようです。
当店ではこの事を24年前に知りました。それは申年に白いショーツを買われたお客様が「マジックない?申っていう字を書きたいんだけど」と言うので「その新しい物に書くんですか?」、お客様「そうよ申年に申って書いて贈るといいのよ」と教えてくれたのです。
その時はまだ赤パンツも生まれて無く、白い肌着に書いていました。当店ではその事があり、申年には赤パンツが爆発するだろうと思い数万枚の申年がらみの商品を作ってその時を待っていました。
すると前年の年末になるとマスコミ各社がこの話題を取り上げてくれて大ブレイクとなりました。百貨店始めスーパー各社にも在庫が一枚も無くなる中、マルジだけが申年の赤パンツを潤沢に売っておりイラストのような状況になったのです。